「起業したい」と思ったら、まず、その起業計画をノートなどに書き留めておくことをお勧めします。イベント企画を成功させるコツと一緒です。
様式や決まり事などは、なく、例え、現実味のない計画であっても、その書き留めた計画が、結構、役に立ちます。何より書き留めることで、起業の流れや事業の形が見えてくることもあります。
また、大雑把な数字でもいいので、開業するまでに必要なお金の流れや開業してからの経費や収入を3年分ほど計算してみてください。今は、ネットで届出などの費用も調べやすくなっているので、より正確な数字がわかったときに、訂正すればいいのです。
そして、起業相談を利用する場合は、そのノートを持参しましょう。口頭で説明するより、ノートに書き留めた内容を見ることで、どのような事業で、どんな運営をしたいのか、などが、コンサルタントに伝わりやすくなります。
「事業計画書」の書き方や手続きがわからないと、よく、起業相談の入り口で躓くケースが後を絶ちませんが、「起業したい」と思ったときから、書き留めたノートがあれば、その心配は、ありません。このノートこそが、「事業計画書」の下書きになるのです。
さらに、このノートを通じ、起業相談では、より的確な指導を受けることができます。
思い立ったら吉日という言葉がありますが、起業のことを思い立ったら、ノートというような癖を付けましょう。この行動だけで、起業という希望が現実味を帯びてきます。