私は5年ほど前に勤めていた工務店を辞め便利屋稼業を営む決心をし、家族の反対を押し切り、イベント企画やイベント制作も行う便利屋の看板を掲げました。
高校を卒業してから50歳ぐらいまでに5回以上は仕事を変えてきました。
転職それぞれにその時なりの理由があったわけですが、根っからの飽き性が災いしたのも事実です。
しかし色々な仕事を経験したせいか、隣人や親戚、友人などから、どこどこが壊れたからとか水回りを見て欲しいとかちょっとした修理の依頼を頼まれ重宝がられました。
そんな経験をしている中で私自身が自分の中途半端な経験でも困っている人達の役に立つ事が出来るんだと気付いたのです。
困っていた方がホッとした顔をし喜んで感謝して貰える、しかもお金まで頂ける事に今までにないやりがいを感じたのです。
何回も転職し仕事を変えてきた私ですが、いろんな仕事を経験した事によって便利屋としての下地が出来ていたように思います。
転職や仕事を変える事が決して良いこととは思いません。
ただ何かの事情で仕事を変える事になっても、また生活の為にアルバイト的な仕事に就いたとしても、仕事というものはどの様な職種でもその経験が大切なんだと思います。
起業するにあたっても経験があって下地があって初めて挑戦できる事ではないでしょうか、私はその様に思います。